前世療法の体験記、おすすめの口コミはほどほどに!
退行療法のセッション受けようとした理由
催眠誘導でリラックス効果、怪しくはないよ
「ではゆっくりと、大きく深呼吸してください。どんどん体の力が抜けてリラックスしていきますよ~」 そんなセラピスト誘導を聞きながらセッションは始まっていきます。催眠をかけるって怪しがる人いるのですが、ゆったりとした声を聞いてウトウトした感じになっていくだけで特に何も起こりませんよ。(かかったかどうかは本人にはわからない)
今に影響を与えている前世・過去世へと旅立つ(トラウマ)
前回と同様「トラウマ」と漠然とした指定での前世退行。 自分の想像した世界に私は一人ぽつんと立っています。ぬけるような青い空に、緑のおい茂ったさわやかな草原。 思わず深呼吸したくなるような、気持ちの良い空気があふれている場所です。そしてそこに突如出現した鏡の中に入り、吸い込まれていく自分。 期待にドキドキしながらも2回目の前世の世界へ出発しました。
前世はヨーロッパの指揮官、記憶を思い出す?
前回同様に見た瞬間、あっ、これは恥ずかしやつかも知れないと思いました。 私の趣味・嗜好的なものが凝縮されている。そんな予感が胸に渦巻まく。ヨーロッパの内陸のどこか。中世よりは前の時代。面白くない一生を過ごした指揮官の男性でした。 私は戦争で戦っている過去世をかなり見ています。他の人もそうなのかなあと思っていたらあんまり聞きませんね。違う職業のかたが多いです。
前世の記憶の始まりは教会の聖堂から
最初に目に入ったのは美しいステンドグラス。模様は分からないけど赤、緑、青ときらきらと輝いている。教会のようで祭壇のそばに自分がいました。 そう、いたのが見えた。 ーーあれ?中に入ってない。 通常は前世の自分の中に入って、その人の目を通してみます。中に入って一体化しないと感情などがわかりにくいので。 自分の姿は見えないはずなのに見える。これはあまりよろしくないので、よいしょっと中に入ってみた(笑) 鎧をまとった髭のあるおじさん。後悔の念が沸きおここっていて何とも言えずに重たい。そして悲しく苦しい。
ヨーロッパ中世のRPGのような前世の世界
街並みは石造りの家でまるでロードオブザリングのよう(笑) 趣味全開(・∀・) 消し去りたいけど映像は変わらない。見えた範囲で先生に様子を伝えていきます。 指揮官は馬に乗って仲間を引き連れ、城に勝利の帰還をします。(城より小さめ?館に近い感じ) 先ほどとは打って変わり今度は嬉しくって誇らしくて、ついニヤニヤしてしまう感じでした。
裁判が行われる
場面が一転。背中から冷や汗が流れるような緊張感。ピンとした空気に包まれます。 大きな広間のような場所で、自分を取り囲み裁判?が行われている。 人の刺すような視線と恐怖が入り混じり怒声も上がります。耳をふさぎたい今すぐ。そして ここから逃げたい。 きっとこの先、嫌なことしか起こらない。 どうやらスパイの疑いがかけられた様子。完全に濡れ衣!やってないから、ほんとに、まじで。どうしよう。 ドキドキと響いてくる音。 心臓が破裂しそうで、前世の自分はもう混乱しかない。 死ぬのか俺?死刑か?? どうしよう、どうすればいい…… これはもう、対人恐怖症にしかならないだろうというレベルで強烈だった。
トラウマ事件が発生、追放される?
情報ソース不明と今までの功績で、投獄ではなくて追放らしきもので落ち着きました。 ホッとする。 今までの名声は地に落ちて逃げるように町を後にした。他の町に家族と一緒に移る最中にそれは起きたのです。 鬱蒼とした森の中を馬車は走っている。 盗賊に襲われる!! あっというまに数名に取り囲まれました。 だけど戦争で勝利するだけあって、腕には自信ありな自分。(大丈夫か?おまえ?)反撃をして相手を倒しますが、ふと目をはなした瞬間に奥さんと子供を殺されてしまった。 2人の遺体が地面に転がり、赤い血がドバっと流れる。盗賊も地面に転がっている。 金曜ロードショーなみの展開に呆然とし真っ白になる自分。 なんだコレ…。
前世の自分が後悔したこと
何年か経ち疑いが晴れて町に戻ることが出来ました。その後は、城の使者(手紙届けたり、交渉したり)となってすごします。充実感にあふれていたけど寂しさはぬぐえない。 心ぽっかり。 神には感謝するけど、家族を助けられなかった後悔ばかりが胸をしめる。なんであの時助けられなかったのか?なんでだ?と答えのない問いを永遠に考え続けた。
過去世の死の結末
回りが何にも見えず真っ暗な状態。前も横も壁がある感覚がして狭い所に横になっているんだと気付きました。 あっ、もしかしてコレ、ーー棺桶か?! 私、棺桶に入ってるんだ。中にいるとこんな感覚がするんだ~と変な感慨がわきました。(笑) 気分は落ち着いてて、平和な時間が流れる静謐な空間。その後、城の地下の霊案所のような所に棺がたくさんあるのが見えました。ここに埋葬。 そして指揮官の人生が終わった。
前世の自分から今の私へのメッセージ&指揮官の思った事
実はこの指揮官、盗賊と戦った時勝てると思ったらしい。「おれ、強いぜ!」と。結果は勝ったけど被害は大きかった、予想外だ。 「自分の力に溺れない、うぬぼれない事」 「色々あって疲れた」 と家族を守れなかった想いを話してくれました。 だけど家族よりは自分自身の実力に対しての後悔が大きい。そうなのか…そこなんだ。 人生の幸せな場面は家族と笑ってる所だったけど?
前世の体験を2回目振り返ってみた
少ししてから、この人生を考えてみました。指揮官は一生悔やんでいた。私から見たらどうしようもない出来事だし、もう自分を許したらと伝えたくなりました。 思い出して悲しい気分になったけど、まだまだ他人目線な私がいました。
自己催眠で前世と対話・セルフヒプノ
やはり消化不良的な所があったので彼と話をしてみる事にしました。(今私の所では過去世の自分とたくさん話をしてもらってます) セラピストの勉強をした後なので、自己催眠で見に行きます。
結局何しても自分は後悔する、限界の先
イメージの草原に家を作りました。そこに指揮官をご招待。 以下、私との会話です。(ホントはもっと細切れだったけど、便宜上つなげてます) 自分の人生どう思ってるの? 「大変でつまんない世界だった。」 「何しても結局は後悔するんだ。後悔するもの、それが自分の限界。一生懸命に自分がやった、それでもう十分だ。でも限界の先へいけ。」 意味がよく分からない… 「後悔に囚われると先に行けない。出来なかったからそれが自分の限界で、もしこうだったら出来たかもって思うのは自分への過大評価だ。」 そうなの?? 「一生後悔した自分はバカだよな。(自分の能力に対して、家族にじゃない)生きてるうちは分からなかった。でも自分らしくて気に入ってる。(笑)」 (笑ってる指揮官、生きてる時の苦しそうな感じよりは全然いいな) 「君も同じ能力をもってるよ。」 なにを? 「一生後悔する能力!」 えっ!・・・いらないよそんなの。 そもそも、それって能力なの・・。 (´・ω・) それよりもアドバイスのほうが欲しいかも。 「フォーカスする方向を変えればいい。新しいものが入るよ。あと人との差はただの違いで、自分で勝手に意味付けてるだけだよ。」 なるほどね。ふむふむ。 全然理解が追いついてないけど。 以下で解説します(笑)
まさかの完璧主義??疑惑浮上
指揮官は 「できるはずなのに出来なかった」 と言っている。つまりもっと自分は出来んのに~!俺すごいんだぞと。 ここから導き出される答えは、 完璧主義 そして自分に対する 自己嫌悪=自己攻撃 が半端ない。 前世のこの人は私である。そう私。
私の投影なのでこいつの性格は私である。
っていうことは? 衝撃的な瞬間!! えっ、私、完璧主義だったのか?? 冗談でしょ!? いやいやだって、完璧になんて何もしてないし、出来てないし、するつもりもない。ダメな所たくさんあるのに・・っていうか、自分で本気でダメと思ってる部分が存在してる。 確実にこれはダメだ。攻撃してる。 取りあえず「完璧主義」をひたすら検索してゲシュタルトが崩壊するくらい読んだ。乾いた笑いしかでなかったです(笑) できるはずなのに出来てない!ってダメ出しをしてる。できないってこ事はそこまでの力しかないのにその現状を自分で認められない。受け入れられない。指揮官に言われた通り過大評価です。 おまえたいした人間じゃないよ。
認めろよって声が聞こえる。
そのままを見ろよって。 ダメでもいいよって。 何もできなくてもいいんだ、さっさとそんな状態でも気に入れよと、一緒に笑おうぜって… それに気付いたとき何だか目の前がぼやけてきた。
前世体験したからこその今を生きる意味
感動しかけた私にさらに追い打ちが・・ 「疲れて、つまんない世界」 さらに気になるもう1つのセリフ。それはダメ出しで追いつめられて、もう疲れ果てている私の世界。その反映。 まずい、まずい、やばい・・・ 蓋したい。 ここから推測できることがある。
もっともっと根っこにあるのは 無価値観しかない。 不完全さを許せない自分。
足りてない。 自信なんてみせかけだった。
ガラガラと足元が崩れる音が聞こえた気がした。 なんか目の前真っ暗だ・・。 ーーーーでも希望もある。 「フォーカスを変える」 不完全な自分と考えるのではなくその状態こそが現実・リアルな自分。何もできないのが本当の自分、それこそが完璧な私である。 私の心の奥にあったもの。現実と心の中の世界では大きく違っていたんですね。 そんなものがあったなんて自分では本当に分からなかった。「人間、完璧とかないでしょ」とか当然のように思ってたのに自分には適用していない事実。自分だけは違う、特別と思いたかったのかもしれないです。 潜在意識は普通の状態では気付けないんだなと痛いほど実感した。 ホント痛い。というか辛い。ただ指揮官との話はあったかさに溢れていました。 優しい声、優しいまなざし、味方だった。裁判のトラウマで対人はちょっと苦手になったみたいだけど。ふんわりとやさしい光に包み込まれるような感覚。 そしてもちろん私の中にもそれはある。追い詰める自分だけじゃない。優しさもちゃんと持っている。
まとめ
完璧主義と気付かされた私。ここからがスタートでした!できればもっと早く気付きたかった事実ですね。 気付かない物は変えられない。でも気付いた物は変えられる。 今でも、あぁ、ダメだ~とか完璧主義故が発動するときもあります。けど今で随分余裕が生まれたし楽になってます。そして何よりも、前より自分が気に入ってる(・∀・) やっぱりあいつは自分でした(笑)